
実幻
男は空想をする、そうやってまた心を補修する。
空想の中の男は顔を変えた何者かだった。
男は空想に憧れた。
何者かは男の望むようにあった。
男は自らこそが空想であると見出した。
そして、男は。
妄想と現実で対としてそれを実写とアニメーションで表現しました。
車窓の中、流れる風景を走る人を空想したことはありませんか? 本作はそんな日常生活でふとしてしまう妄想を描きその妄想が現実に染み出してくるイメージで作りました。
クリエイトデザイン学科 コミックイラストレーター専攻
荒井 虹太